・日時:2023年9月20日(水)17:00-18:30
・会場:Zoom
・お申し込み:https://forms.gle/xzuyt4eaBgdGCiN47
※本集会は Zoom ウェビナーを使ったオンライン集会です。9月19日(火)12:00 までに上のリンク先からご登録ください。
※嫌がらせやネットでの中傷等を目的としたご参加は固くお断りします
◆プログラム:
曽我部真裕(京都大学)「インターネット上のヘイトスピーチの問題点と近年の動向」
宮下萌(弁護士)「ネットと人権法研究会「オンラインヘイトスピーチガイドライン」の解説」
師岡康子(弁護士/外国人人権法連絡会事務局長)「近年のネットヘイトの被害について」
コメント:李春熙(弁護士)
◆概要
プロバイダ責任制限法の改正や侮辱罪の法定刑引き上げ等、インターネット上の人権侵害を改善するための法的取り組みは進んだように思われます。しかしながら、そのような中でオンラインヘイトスピーチを巡る問題については取り組みがほとんど進んでおらず、未だに野放し状態のままです。また、今年に入って大きな注目を集めた
Chat GPT をはじめとする生成AIの普及によって、今後新たな形のインターネット上の人権侵害が増えることも危惧されます。
オンラインヘイトスピーチをなくすためには、プロバイダの自主的取組みが非常に重要になってきます。プロバイダに対する透明性・アカウンタビリティを求め、企業の社会的責任を問う声は世界的に高まっています。しかし、日本においてはそもそもヘイトスピーチを規制する法律もないまま、プロバイダが削除すべきヘイトスピーチがどのようなものであるのかについての共通認識も甘いままです。
そこで、本研究会(ネットと人権法研究会)は、プロバイダ向けにオンラインヘイトスピーチの削除の対象となる「オンラインヘイトスピーチガイドライン」を作成しました。本ガイドラインは、オンラインヘイトスピーチについて具体的な事例を挙げたうえで、プロバイダが削除すべきヘイトスピーチはどのようなものなのかについて示したものです。
本シンポジウムでは、本ガイドラインの考え方を踏まえて今後の法制度の在り方やプロバイダの削除体制の在り方等について考えます。
・主催:ネットと人権法研究会
https://cyberhumanrightslaw.blogspot.com/
・共催:外国人人権法連絡会/テクノロジーと差別研究会
・連絡先:cyberhumanrightslaw@gmail.com